VMAXの巻(インプレッション)

こんにちは、シンチャンズ3号です。

FT400の次に買ったバイクが、VMAXでした。

俺には珍しく超メジャーどころのバイクです(笑)

大学入ったとき、FT400に乗ってたってのは前に書いた通りで、

そこでシンチャンズ1号、2号と出会ってしまい

よく一緒にバイクで走りに行くはめに陥るわけなんですが

2人とも、めちゃくちゃ飛ばすんです(笑)

当時は主に街中で。

俺はそういう嗜好じゃなかったと思うんやけどな~(笑)

置いてけぼりも嫌なので

『しゃあないなあ・・・』的な感じでついて走るわけです。

1号はCB750F、2号はNZ250の次にGPz750Fを買っていたので

FT400では流石について走るには苦しいわけでして

『モアパワーを』という、滅茶苦茶、とっても、非常に単純な理由でVMAXとなったわけでした。

FT400と比べると、3倍の排気量、パワーは実に5倍強ということになってしまったわけであります。

本当は、ハーレーの883でも買って、

のほほんとオシャレなライダーとして過ごそうと思ってたのにな~・・・

写真の日付をみると89年の9月の15日となってますね~

買ったのは89年の春だったと思います。

車両価格は98万円。

新車ですよ。新車。

新車でご購入なんです(笑)

アルバイトいっぱいしました。

購入前には円形脱毛症になりました(笑)

こういう物欲モード全開の様は身体にも影響を及ぼすようです(笑)

皆さまも気をつけてくださいね(笑)

購入後は、当時、街中最強を目指しておりましたので

すり抜け性能を上げるため、純正の太くて横に張り出したマフラーから

スリムなKERKERのスリップオンの2本出しを付けていました。

VMAXの場合、並列4気筒のような連続した良い音ではなく、

破裂音といえばよいのか

KERKERの消音効果の低さも手伝って

車検は絶対通らないどころか、暴〇族もびっくり位のえげつない爆音でした(笑)

4輪に乗っておられた方々には、後方から接近するだけで道を譲って下さいました。

その節は申し訳ありませんでした。

その他の改造といたしましては、どこかのバイク屋さんに行ったときに

そこの、お客さんがVMAX用に特注で作ったというオーリンズのサスペンションが売りに出ており

高いけど買いました。

10万円くらいしたと思います。

理由は、オーリンズはカッコイイからです(笑)

ハンドルも少し低いのをつけていました。

先に書いたすり抜け性能上げるため、幅を狭くするためと

当時、自分は身長174センチ、体重56キロくらいで体重が軽すぎたのか

ノーマルのハンドルのままだとフル加速時にフロント回りの抑えが効かないような気がしたのと

あと、高速域の風圧があまりにもしんどいので

って感じの理由です。

で、こんな感じで乗っていました。

本当はヘッドライトを大きいのに付け替えて(夜間走行しやすい為に)

Z1R風のビキニカウルつけてた(風圧に耐えかねて)

時期があったんですが、速攻コケてカウルがバキバキになってしまったので

その頃の写真はありません(笑)

今、思い出してみてもVMAXってバイク自体が結構むちゃくちゃなバイクだったと思います(笑)

想像してたより乗りにくかったな~

速いのは速い。直線では。いや高速域では結構フレームがよれたので、加速では。限定って事で。

ま、そういうバイクですから。

2人乗りで2速でアクセルをフルオープンすると、フロントをわずかに浮かせながらも
(それでタンデムライダーを『ヒーッ』ってビビらすのが好きでした(笑)
2号ライダーをよく乗せた記憶があるけど左手で2号の太もも叩いてフル加速する旨を伝えてたなあ)

安定した姿勢で怒涛の加速をしました。

フル加速中にメーター見ると、油圧警告灯がよく光っていました。

バイク屋さんにこの話をすると、

『加速Gでオイルパンの中のオイルが後方に片寄って、

うまくオイルを吸い上げられない状態なんちゃうやろか?

あんまり、やってるとエンジン壊すかも』って言っていました。

そういうことをするのがコンセプトのバイクなはずなのに

そんな事で壊れるような設計でええのか?と少し思いながらも

気にせずその後もフル加速を楽しんでおりました。

後年、BMWのFシリーズのエンジンのカットモデルが雑誌にのっており

それはオイルパンに仕切りがあって2重構造になってて、

その理由が『加速時にオイルの偏りをなくすため。』

との解説があり、『なるほど、流石BMW。分かってらっしゃる』と思ったもんでした。

あと、フレームも結構軟弱でした。

公の場で書けないようなスピードで走っていると、

フレームがよれました。

高速道路の継ぎ目は結構、恐怖でした。

後、補強するための後付けのフレームが改造パーツで売っていたのも自然な流れだと思います。

ブレーキは効くのは効くんですが、タイヤの性能がついてきてない感じで

フルブレーキングの時はフロントもロック気味で、スキール音(っていえばいいんですか?)

をわずかに発生しながら止まっていました。
(タイヤの選択肢は前後の銘柄を揃えようとすると純正指定のしか無かったんちゃうかなあ?
メッツラーの何かが少しサイズ違いであったんやったか?)

そんな事しながらも、握りゴケせずにコントロール出来たわけですから

良いブレーキだったって事かもしれません。

ニーグリップもしにくかったなあ~

あとステップも高速域では前過ぎて、風圧で外れそうになるし・・・

バンク角も浅くってよくステップ擦ってたなあ・・・

1号+KZ1300との写真

 

 

 

 

 

 

 

と、ネガティブなことを多く書いてしまいましたが

いいんです。そんなことは。

だから、それがVMAXなんですから(笑)

そんな細かいことを気にするなら、こじんまりまとまったバイクにのっとけ。

って事なんです(笑)

大きなオートバイでしか具現化出来ないであろう魅力が満載といえばいいんでしょうか?

昔の人が言いました『欠点の無いオートバイは魅力の無いオートバイ』って

(アクセルを)
『いっせ~の~で、で開けてみよっか?』

ってやったら、現代でも、スピード域を限定すればイケるんちゃう?

って感じもするし。

自分が手放したあとも長きにわたって生産されてたのは

そんな魅力が支持されてたからなんでしょうね。

シンチャンズが通ってた某大学正門

 

 

 

 

 

 

 

20歳くらいから22歳くらいまで乗ってたんですが

最も濃い時期に最も濃いオートバイに乗ってたな。

と思います。

おしまい。

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